ナンシー2005 “啓蒙の時代”
2005年、ナンシー市は、スタニスラス広場建造250年を祝います。

     スタニスラス・レスチンスキー ガレの父もマジョレルの父もロココ様式の工芸職人だった。ロココ芸術の装飾的伝統は、1世紀後にナンシー派のアール・ヌーヴォーへと受け継がれた。

スタニスラス広場に建つスタニスラス王の像

スタニスラス広場はナンシーの街の中心地。人々はロココ様式の豪奢な門をくぐり、噴水に憩い、カフェで語り合う。装飾の細部にまで精密な技術が見える。
 
ナンシー2005公式ロゴ

 元ポーランド王、ロレーヌ公スタニスラス・レスチンスキーは啓蒙君主と呼ばれ、ロレーヌ公国の芸術、文学、科学の発展に貢献しました。建築にも情熱を注ぎ、建築家、エマニュエル・エレ の設計で、娘婿であるフランス国王ルイ15世を称えてこのすばらしい広場が造られました。ジャン・ラムールによる絢爛たるロココ様式 の鉄の門に囲まれた広場の周囲には、公共機関の建物が集まり、人々の社交の場でもありました。

 ユネスコ世界文化遺産に登録されているこのスタニスラス広場は、 2005年5月、改修工事を終え、歩行者天国となって新しくオープンします。この記念すべき年、ナンシー市では、「啓蒙の時代」をテーマに様々なイベント、展覧会が催されます。

スタニスラス広場にての花火 5月からはナンシー美術館 にて、「都市の精神から−啓蒙の世紀におけるナンシーとヨーロッパの都市、1722-1770」、 9月からは、ポワレルホールにおいて「啓蒙の世紀の光と今日」と題して、 絵画、建築、科学の分野から、光にスポットをあてた特別展、ナンシー派美術館での、「色と形−18世紀の遺産」では、 エミール・ガレルイ・マジョレル によってどのように18世紀の装飾美術の伝統が受け継がれたかなどアールヌーヴォーファンには興味深い展覧会が予定されております。

 2005年はナンシーにおける「啓蒙の時代」を再発見するすばらしい機会となることでしょう。

ナンシー2005公式サイト